憂は真っ白な血も通っていないような白さで眠っていた。 ふたりが見守るなか、憂の瞳から涙がスーッと流れ出た。 「……憂…っ?」 ガタン、とパイプ椅子から立ち上がってリンは憂のそばに駆け寄った。 リンは心配そうに憂の頭を撫でる。 涙を流すのを見てしまった杏子は声を出さずに病室のそとで泣いた。