小動物の彼女【短編】












「なんかの冗談でしょ、きのこと輝紀が?ありえない」

「だから、きのこじゃないって」



少し低い声で輝くんが繰り返した




ぴくっと身体を震わせて

私のほうに向き直る





「なんで?」




私に聞く








「へっ??」




なんとも拍子抜けな声が出た