あかりの優しい言葉に

思わず、涙がこぼれてしまった。

「ごめん、本当にごめんね!高校違っても、仲良くしてね」


「うん!!」




とは言いつつも


翌日


公立には落ちてしまったけど、私立に行くわけにはいかない。

理由は、お父さんがいないから。

お母さんは、一人であたしを育ててくれた。


だから、お金のかかる私立にいくわけにはいかないんだ。






どうしよう・・・


まだ、2次募集している高校はないだろうか?


ふと、ファイルの中を見ると”2次募集”と書かれた黄色い紙が出てきた。


この高校しかないだろうか。

成績的には全然余裕なんだけど。



「う~ん・・・ここしかない!」