「え?でもちっさいじゃんか。」
樹紗が笑いながら、千歩の頭を撫でた。
「やめてよ!これでも3cm伸びたんだから~」
「おーおー、でもまだちっせぇわな~」
「るっさい!おとこ女!」
「ん?それって褒め言葉?」
・・・いやいや、違うでしょ。樹紗は男みたいな言い方してるけど
一応女だし、褒め言葉でも何でもないよ。
「・・・樹紗って面白いよね」
笑いながら言ってみると
「うん、ありがと。花梨ちゃんはいつも可愛いよねー」
・・・彼女は変態なのだろうか。
「うん、ド変態♪」
「!?・・・聞こえたの!?」
「ううん、そんな顔してたから」
笑いながら、凄いことを言った。
「じゃー、変態樹紗ちゃんだねー」
ひやかすように千歩が言う。
「じゃー、君はちっさいから小人の千歩ちゃんだねー」
言い返す樹紗。・・・小学生か、アンタらは。
「ちっさいって言うな!変態!」
「うん、変態だもん。」
開き直ってるし。
「はいはい。もーやめー。」
仲裁を入れておいた。あのままだと、注目の的だし。