いまから16年前。私たち。兄妹は生まれた
そしてわたしたちは生まれたときから金髪で、空色の瞳だった生まれたときの私たちはその空を丸々映し出しているかのような瞳がみんなを魅了した。
そして…物心がつきはじめたころ
たしか…幼稚園のねんしょうさんのときだったかな?
蓮と私は同じ幼稚園にあがった。
でも…私たちの実の両親は黒髪黒目だったのです。
いまの両親は私たちの実の両親と親戚でいまのお父さんは黒髪黒目なんですけど…お母さんが金髪空色の瞳なんですねー…
これわおばあちゃんゆずりだそうです!
そして私と蓮もそのおばあちゃんのちをひいたらしく…
おおきくなるにつれて周りの評判がわるくなっていった…
あるひの幼稚園帰り。
「お母さん!!今日のお夕食なぁに?」
「僕ハンバーグがいい…」
『どうして私がお前らの夕食なんかつくらなきゃいけないんだ?それくらい自分でしなさい。どんなに周りの評判が悪くなってもいえにいさせてあげているのだから。本当に、どうして私はあんたらを産んでしまったんだろうね。』
え…
お…母さん?
「わたし…一人で…ご飯作れないよぉ…」
パシーン…
『あまったれなこといってんじゃないわよ!!あんたはどうしてそんなあまったられになったの!!!お父様にいいつけるわよ!!!お前らの親父なんだからしってるだろ?!やばいの…』
いっいたい…
「ご…ごめんなさい…グスン…もっもう…いっ言わないから…グスン…ゆっ許してぇーグスン」
「お母さん!おねいちゃんをいじめないで!!」
「ふふ…蓮はえらいこね?
でもな…今のは麗華が悪りぃんだよ…
あ?お前もなぐられたいのか?男だから麗華の二倍の痛さだな?」
「ビクッッッ」
「お母さん!蓮は弟なの!そんなにいたくしないで!私にはなんでもしていい…でも…蓮だけは…グスッ」
もう…嫌だ…
幼稚園ではいじめられるし…
家では化け物扱い…
もう…嫌だ…
私の家は本藤財閥と本藤組なの…もう…つらいよぉ…お父さんもお母さんも…怖いよぉ…
どこから狂ったんだろ…
私たちのせい?
わたしの…せい?
私たちはまだわからなかったんだ…
どうして…
優しいお母さんとお父さんにもどって…

