ルールの説明を終えて、スガラクが俺に向けてこう言った。
「ゲームーオーバーについて気にはなっていませんか?」
「そりゃ、気になるけど」
「では、注意点と共に説明いたしましょう」
「ゲームオーバー:死んだ記憶を剥奪され、もう一度御自身の日常に戻りこのゲームに気付くまで死んでいただきます」
「注意点ですが気付いておられるかも知れませんが、これは##様が死ぬまでの時間ですので自分が死なないようにしようとしても死んでしまうのであしからず」
「ルールの項目にあるカードですが御自身の財布に入っております」
確かに自分の財布の中にカードが入っていた。
一体何時の間に……
