スガラクは急かすように促した。
「今日の事だよ。あの空間や、罰ゲーム、あんたの正体」
「色々聞きたいことはあるけどとりあえずその3つ」
俺は冷静を装い気丈に振舞った。
「ではお答えいたします」
スガラクは淡々と話し始めた。
「まず、あの空間ですが、あれは死後の世界と言ったところですかね」
「! おい!俺はまだしっかり生きてるだろうが!!」
「落ち着いてください。まだ質問が残っていますよ」
「ッ!」
「では改めて……罰ゲームについてですが、あなたには“まだ”解りませんか?」
「? まだってどういうことだよ?」
「そうですか。そして私の正体ですが……」
「待てッ!そうですか。じゃねぇよ!!!教えろよ!!!」
「ふぅ、いちいちつっかかりますねぇ、理解できない問題の答えは出ないでしょう?それと同じです」
「さて私の正体ですが名前以外はお教えできません、というよりも教える必要がありませんので」
