「私をお呼びでしょうか?##様」


!!!


驚いた、今この部屋に突っ込んできていた車が一瞬にして消え、代わりにスガラクが俺を見下していた。


しかもピッタリくっ付くぐらいの近さで。


焦っていたのもあるが足音一つさせずに俺の真後ろに移動したとは……

世界中探してもこんなトリックは見ることはできないだろう。


俺は別に特別耳が悪いわけでもない。


なのに一瞬。


「いきなり現れんじゃねぇよ!」


「これはこれは失礼しました。呼んでいらしたので。」


こちらを見てニッコリと不気味な笑顔を向けた。


「それで御用件はなんでしょうか?」