外の様子を確認しようと、目を半開きにしながら立ち上がり光の方を見ると車が浮いていた。


あの時の衝撃はきっと始めて空を飛ぶ生き物を見た時並のものだろう。


そして高級タクシーの様なその車はあろうことか部屋に突っ込んでいたのである。


さらに危険を察知して咄嗟に横っ飛びする俺を見ても微動打もせずに、平然とスガラクが降りてきたのであった。