愛のうた。

「シュ・・・ン?」

私が呼びかけても返事が返ってこない。

「どうしたの・・・その髪」

本当にどうしちゃったの?


すると、シュンが強引に私の手を引っ張る。

物凄い力・・・


「痛っ・・・やめてよ、シュン!」

「いいから、ついてこい!!」


シュンが怒鳴る。

私はその姿に体を震わせる。

こんなの、こんなの私が知ってるションじゃない!!


シュンは、

優しくて、

かっこよくて、

あの子供のような無邪気な笑顔なのに・・・


こんなの、シュンじゃない!!


シュンが立ち止まる。

シュンが怖い、怖いよ・・・