愛のうた。

「ん・・・」

ここはどこだろう。
眩しい白熱灯の光。
独特な香り。


そして・・・すすり泣く声。






「シュンッ!!!!
起きたのか!?」


「ノゾム・・・???」



目の前のノゾムはノゾムそのもので。

微かに瞳が潤んでいた。



「シュン!」
「おい・・・大丈夫かよっ!?」



ユキ・・・ヨウタ。



「兄貴!!」
「俊太郎・・・」
「俊太郎、良かった・・・」




恋花に母さん、父さん。




なんで皆泣いてんだ?