愛のうた。

どうすればいいんだよ。

俺には沙知がいるのに、
アイツ寂しがりやで泣き虫なのに・・・。



俺は這いつくばって前へ進む。

指輪が、指輪が・・・


俺は死ぬもの狂いで手を伸ばして
紙袋をつかんだ。


沙知、ごめん。




待ちくたびれてるよな?


あんなに楽しみにしてたのに。




今から行くから、
俺は大丈夫だから。



残ってる力を振り絞り、
前へ前へと進む。


でもここで俺の意識は途絶えた。



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