帰り道、俺は薬局に立ち寄りあるものを買った。


いつか気持ちにケジメをつけるあるものを・・・・。



家には帰らずのんびり公園で休んでいる時だった。



プルルルル~


ポケットに入ってる沙知のケータイが着信音を鳴らしている。


おそるおそる開くと画面には「ナナ」と表示されている。


うーん出た方がいいよな?


「もしもし?」と電話に出たが返事が返ってこない。

たぶんこれは沙知だ。


「ええ~と沙知?」


「だっ誰ですか??」


かなりビビってんな。まぁそんなところが可愛くて仕方がないんだけど。


「俺、俊太郎だよ」


沙知の声が止まる。そりゃそうだよな。


俺はケータイを持っていた理由を話す。


「今どこにいる?すぐ行くよ!」


マジ・・・・?沙知くんの??


「家の前のチェリー公園だけど」


「OK-!10分で行くね」


その言葉で電話は途切れた。


俺はしょうがなくベンチに座って沙知を待つことにした。