ーーー俺、ちゃんと助けるから。
ずっと美那のそばにいるからね。
「…さん……上原さんっ!!」
『っあ…とー…はぃ。』
「今の時間考えてくださいね。」


グサッと刺さる言葉を残して立ち去るエプロン姿のおばさん。

あー…私、仕事中だった。


仕事中に寝るとかどうかしてるな、やばいなぁ…。

そんな事考えながら、お客様の居なくなったテーブルをかたした。



「ねぇ、上原さんもうあがっていいわよ。」
そう言って不機嫌そうに事務所に戻る主任。


やっちゃったなぁ…
そろそろクビかな。



着替えて店を出るときも、話しかけてくれる人は誰もいなかった。