3年の冬、


ずっと同じ病室にいた男の子が言っていた

「あの葉っぱが全部散ったら、僕はココからいなくなるんだ。」


あの子は言った通りあの木が裸になると同時にいなくなった








5歳の時から一緒にいた子が居なくなる病室は
とても、寂しかった







何故、いなくなったのか。

亡くなったから。

元気になったから。



そんなことは教えてくれなかった







最後にあの子が言った言葉


「僕の分まで頑張ってね、」

とっても楽しそうな、嬉しそうな
悲しそうな、複雑な顔をして病室を去っていった