梶山書店物語〈壱〉

「アイス!大好きだー!!」

「礼ならコミック担当のハルに言ってください」

朝一に店長は、ニコニコと私を…コミックを待っていた。

コミックの最初のページには、サインと曽良店長の名前が書かれていてテンションは更に上がっていた。

「どんな人だった?」

「いや、知らないっす」

「は?知らない?」

「見てないんで」

すっかり忘れてた。見ようっていう好奇心も無かった。
2階の事務所行ったのにな。

「バカなのか!見てこいよ!
どんな人が書いてんのか気になるだろ」

少女コミック描くぐらいなんだから美人な女じゃないの?

「興味ないっすもん」