アイツの隣で








「だからね、美南に勉強教えて?」





「なんでだよ。」





それは……




「夏休みの為に!!」





「はぁ?」




「はぁ?しか言えないの?」





「とりあえず、勉強教えればいいんだろ?」





「そーです。」





「いいよ。」




「本当?ありがとうー!陽輝だぁぁいすきっ!」





一瞬、陽輝の顔が赤くなったのがわかった。