だからまた走った 真っ直ぐ前を見て 男の子に言われた方向へ そしたら人影が見えてきた 今度はあたしとおんなじくらいの男の人 最初は戸惑ったけど少し近づいた そしたらその人はあたしに優しく微笑んだ そして今度は大きな手を差し伸べてきた あたしは恐る恐るその手を握った あたしの顔には自然と笑みがこぼれた END