俺が委員会の副になって、ウダウダ文句を言ってる時だった。
「あー!!!!もうっ、何で俺が副やんなきゃいけないんだよぉ!!!!」
俺は座っている机を蹴った。
そのとき
「ひゃっ!!」
あまりの音にビックリした子がいた。
それが郁ちゃん。
「あ…ごめん…」
俺は謝った。
「あっ、いえっ。あのっ!あたし委員長の森田郁です。確か吉池君だよね…?よろしくねっ!!」
そう言って郁ちゃんは手をさしだした。
俺はちょっと恥ずかしくなった。
きっとこの子だって、いきなり先生から委員長に推薦されて嫌なはずなのに…。
俺何ウダウダ言ってんだろ…。
俺は郁ちゃんの手を握る。
「よろしく!」