「あ…あたしに?」 南チャンはいきなり過ぎてきっと、訳分かんなくなってると思う。 「うん…」 気まずい雰囲気に入ってきた明るい声。 「あれっ、今日南の誕生日だっけ(笑)」 南……? 優也は南チャンのこと“南”って呼んでるの…? どんどん積もるあたしの嫉妬心…。 こんな自分ヤダな… きっと顔に出てる…… あたしは腹巻きを南チャンに手渡して、すぐその場から逃げたーー……。