「あ、もう午後の準備しなきゃいけねぇ時間だ。郁美行くぞ」 「えっ!!もう!?」 まだ食べ始めて20分しか経ってない。 「もう!!じゃあな、恭平、三田」 「おぅ、頑張れよ二人共!!」 そう言って、恭平君と淕はあたしと優也にエールをくれた。 グランドまで優也と歩いているときだった。 「山本っ!!」 誰かが背後からあたしを呼んだ。 あたしは振り返る。 「あっ、悠!!」 正直まだ会いたくない。