*片思い*






「あたしの好きな人の好きな人ぐらい分かります」



ん?



どういうこと?



「あたしだってずっと優也君を見てた…だから優也君の好きな人ぐらい分かる」



俺ってそんなにバレバレなの!?



「郁美ちゃんですよね…」



うわ…



思いっきり当たってるよ……



「うん…何か俺郁美のこと好きみたい。ごめんね…郁ちゃん……」



俺の腕を掴んでた郁ちゃんの手を握る。



「あははっ…好きな人にそんなこと言われるのは辛いな……」



ごめん……



郁ちゃん……






綺麗な涙が郁ちゃんの頬を伝った。



「郁ちゃんは良い女だからきっと好きになるヤツいるって!!」



「優也君がそんなこと言わないでよぉー!!」



少しだけ郁ちゃんは微笑んだ。