《体育祭前日》
なんだか俺最近調子悪い。
まぁ、理由は分かってるけど。
あ゛ー!!
ムシャクシャするー!!!
悠って何者!?
アイツ何!?
ム~カ~つ~く~ぅ~!!!!!
~♪~♪♪~
俺の携帯が鳴る。
しかも電話。
誰だ?
「もしもし?」
『あ、あの郁です』
久々に聞いた郁ちゃんの声。
俺は郁美のことが好きだって気づいてから、何だか郁ちゃんには会いづらくて罪悪感がある。
「久しぶり。どうしたの?」
『今から会えませんか?』
もう体育祭前日でほとんど仕事が終わった俺は正直暇だった。
だから
「うん、いいよ。……じゃあそこで」
学校の中庭で郁ちゃんと会うことになった。

