男。

年齢不詳。

宮地水位の『異境備忘録』では、魔界の十三の悪魔の棟梁の一人であり、「神野 悪五郎日影(しんの あくごろうにちえい)」の名で第六の魔王とされている。

『稲生物怪録』の舞台でもある備前国(岡山県東南部)の比熊山に悪五郎が立ち寄る事もあるが、本来は広島を根城としている妖怪。

逆立った黒髪で、長上下(ながかみしも)に似た着物を着用する若者の姿。

備前国では魔王というより妖怪として名が知れている。

兄の悪四郎から貰った三尺(約90cm)程のねじ棒を常に持ち歩いており、これに妖気を通して妖刀にして使用する。

主に西日本を領土とする。