こんな格好しといて触ったら怒るっておかしいじゃん。
逆に俺が怒りたい。
「ゆいばかでしょ。」
ゆいの瞳を見つめて言うと目を丸くして何で?と言いそうな顔をしている。
「こんな格好襲ってって言ってるようなもんだよ?俺意外の前でもこんな格好するの?」
「あ、え、そんなつもりじゃなくて……ごめんね、せっかく貸してくれたのに。」
本当に俺の事をなめてるとかいうわけじゃなくて戸惑っているのか涙目で謝ってくるゆい。
「別に良いよ。分かってくれれば。次また変な事したら襲うからね。」
かぷ
そう言って耳たぶを口に含むと
「っひゃ!分かりましたごめんなさぃ……」
といつになく素直で大人しいゆいが無性に愛しくなってきて理性をおさえられなくなりそうになる。
