生意気な後輩





「……だって私一応先輩なのにいっつも翔が強引でさ、全然先輩だと思ってないし、私もいつも翔に負けて悔しいしさ……。」




「たまにはゆい先輩とか呼んでよ。後輩らしく可愛く言う事聞いてよ。」




今にも泣きそうな目を俺に向けて言う。













「………………ゆい先輩?」





耳元でわざと甘く言ってみる。





「っ…」




肩をピクッとさせて顔を真っ赤にした。








「ゆい先輩?聞いてます?」








「っ……、な、何?」






自分で言ったくせに照れてるし(笑)