生意気な後輩



ゆいの家はここから電車で1時間はかかる。


俺はこのすぐ近くに住んでて自転車で5〜10分くらい。





「そうだな、じゃあ駅まで………。」




『そうだな。じゃあ駅まで送るよ。』

と言おうと思ってゆいの方を向いた。



だけど制服のシャツ一枚だけ着ているゆいは雨に濡れてピンクの下着が透けてる。




パサッ



俺が腰に巻いていたカーディガンをゆいの肩にかける。





「え? なんで? 寒くないよ?」



やっぱり自分で気付いてなかったのか。



こんな格好で電車なんか乗せられるかよ。

しかも今夕方だから帰宅ラッシュかもしれないし。



「……濡れたままでいたら風邪ひく。俺んち来てシャワー浴びてあったまりな?」