「んっ…か、かける?やっ、やめて…」 そんな声で名前呼ばれたら普通やめねーよ。 「ゆいって軽いってかチャラいよねー。」 俺以外にこういう事されてもそんな声出すの? 無理。 「えっ、?」 あ、泣きそう。 ゆいの体を少し離して見つめる。 「だって好きでもないやつにあんなキスしてさ、耳噛んだくらいでエロい声だしてさ。」 ゆいの顔がだんだん赤くなって目に涙が溜まってきた。 「……………翔もじゃん。」