動きがピタッと止まる。 「きっ、嫌いに決まってるじゃん!翔みたいな生意気な後輩なんか嫌いだから!」 俺の肩をポカポカと叩きながら言う。 そこまで言わなくても良いじゃん。 ゆいが俺の事異性として見てないなんてずっと分かってたし。 だけどさー、なんかムカつく。 「ふーん。」 かぷ。 「ひゃあっ??!」 ゆいの耳を甘噛みする。 ゆいの慌てた声を聞きたくて耳をぺろっと舐めてみる。