「そっかあ。俺毎日キスしてくれたら頑張れるのになあ。 サッカーやめようかなあ。」 実際してくれたら毎日頑張れる。 ゆいのキスを知ってしまった以上もうひけない。 「………え?」 ほら、こうやって心配そうに見つめてきた。 「あたしがキスしなきゃ本当にやめちゃう?」 責任感の強いゆいは自分のせいで俺がやめるのを許せないんだろうね。 それを分かってて言ったんだよ? 「うん。ゆいが毎日キスしてくれるならこれからも続けるよ?」 上目遣いでもう一押し。