私は、小学生のころくらいから男というものが嫌いで、男友達というものも数少ない。
なんでこんなに嫌いなのかも、分からない。
おんなじ人間なのに、自分には男が汚く映ってしまう。

当然、こんな私だから彼氏なんてできたことない。


まあ、当たり前だけど。

周りのみんなはよく付き合ったりできるよね~ってよく思う。
だって、あんなのとキスとか…ゼッタイできない!!
それ以上なんて考えただけで失神しそう…。

それだけ男が嫌い。

中学は東京都の公立のため、共学。
小学生のころからソフトボールをやっていたので、ソフトボール部に入部した。

ほかにも理由はあって、一番は男子は入部できないから、かな。
男子と接しなくて済む部活。
これはとても好都合。
そう考えて入部したが、思ったような感じではなく、テニスボールやサッカーボールが飛んできたり、ソフトボールが飛んじゃったときなんかは、謝って返してもらわなければいけない。
自分には苦痛以外の何者でもなかった。

中学1年生のころ、男の中でももっとも嫌いな男子が出来た。
森田貴之。
テニス部の男子で、とっても気持ち悪い。
クラスは違うんだけど、よく大声で下ネタをいっていたりして、とっても気持ち悪い。
これ以上嫌いな男子は出来ない。
そして、こいつのことも人として一生好きになれない、と思って卒業した、中学3年の卒業式。

卒業式のあとは、みんなで焼き肉屋さんにいった。
ほんの一部のクラスの男と連絡先を交換して、クラスのみんなと公園に移動した。

そのときだ。

もう会うはずのない、だいっきらいな男と初めて話したのは。