「ほら、はやく乗れ」 あたしはわけが分からず、正也の車に乗った。 「迎えにきたって、どういうこと?」 「今日は一緒に過ごしたいと思って。昼は何がいい?」 「正也が作ったハンバーグがいい」 「了解」 そのまま正也の家に行った。 正也の家に来るのは2回目。 「おじゃまします」 部屋はもう片付いていて、もう何もない。