「玲香、行くよ」 「うん」 授業が終わり、もう下校。 校門では執事の高杉が待っている。 「おかえりなさいませ、お嬢様」 「ただいま」 「こちらは、お嬢様のお友達でございますか?」 「そうよ。あたしの家に来ることになってるから」 「かしこまりました。どうぞ」 あたしと玲香は車に乗る。