月曜日。 学校に行く気にならない。 正也がアメリカに行くと聞いてから、正也のこと以外考えられなかった。 「愛美、俺がアメリカ行くの反対か?」 「当たり前でしょ。あたしは正也と離れたくない」 「たった数年だぞ?2、3年で戻るんだぞ?」 「正也は、あたしがそばにいなくて平気なんだ?正也はアメリカ行きたいの?」 「平気なわけないだろ。だけど、行きたいんだ。ずっと、おいしいハンバーグ作るの、夢だったから」