執事と秘密の恋愛




「あのとき、ホントは謝るつもりだったんだ。だけど、なかなか言えなくて、あんなこと…」

座りこんだ玲香を、あたしはそっと抱きしめた。

「あたしのことなんて、ほっときなよ。もう嫌がらせしないから、安心して」

「玲香は、あたしの親友だよね?」

「違うよ。だってあたしあんなひどいことしたんだもん」

「それはあたしもだよ。あたし、玲香の気持ちに気づいてあげられなかった」

「愛美は悪くない。言わなきゃわかんないよ。人の気持ちって、他の人にはわかんないよ」