それから1カ月くらいたった日の帰りのこと。


俺が部屋で雑誌を読んでると、家の前から隼人と瑠佳の声が聞こえた。


瑠佳はやっぱ山本先輩のことひきずってたみたいで、隼人と一緒に帰るとか、なんかするとかなかったっぽかったけど、もう、大丈夫みたいだ。



「・・・気になる・・・。」


俺は窓のそばに行き、そーっとカーテンを開けた。





「あー・・・。見なきゃよかった。」




まぁ、カレカノになったわけだし、しょうがねぇよな。


『チュー』くらい、するよな・・・。




俺、これからこういうことでいちいち傷つかなきゃいけねぇんだろうな・・・。