「隼人っ!」 後ろから、僕の大好きな声が聞こえる。 にっこりとほほえむその笑顔が どうしようもないくらい好き。 「今日提出のレポート、終わった?」 「終わってる!見る?」 「もちろんっ!ありがとー♪」 このコは、大鳥 瑠佳。 僕の赤ちゃんのころからの幼なじみ。 で、僕が長年片思いしてる女の子。 「やっぱ隼人の文才はあなどれないね(笑)」 「さんきゅーっす!」 こんな日常会話でさえ 僕にとっては宝物だ。