「ほっといて・・・いいから・・・。」 本当はほっといてなんてほしくないんだ。 一人にしないでほしいのに。 「ごめん・・・。分かった。帰るね?」 一人にしないで・・・-。 立ちあがって、振り返って帰ろうとした隼人の腕を掴んでしまった。 「!!」 「・・・。」 隼人はとても悲しそうな顔であたしを見つめた。 次の瞬間 ふわっ・・・。 あたしの体は温かいものでつつまれた。