翌日、起きて携帯を見ると聖からメールが来ていた。

内容は、まあ、大体察しがつく。

【おはよ~!俺はおやすみだけどっ!
いずちゃん、今度の月曜飲みに行かない?】


それを見てふふっと笑う。
そういえば約束したっけな。


あ、尚子と学が初めて会った時の帰りだ。
よく覚えてるな、私。

【いいよ】


カチカチとそれだけ打つと送信した。
それから私は背伸びをして大学に行く準備を始めた。


月曜、三日後か。

何も予定なかったしな。
その日、聖は遅番だったこともあっで大学に姿を見せなかった。

まあ、当たり前だよね。


もし来たら帰れって言いたい。

体壊すって。
そんなことしてたらさ。


いつものように講義を受けてると、携帯が震えた。


見ると、聖だった。


【今起きた。てか、まじ絶対約束だからね!
ドタキャン禁止!】



はは。
ドタキャンって。


そんなことしないよ。
聖が何かしない限りね。



ふふっと笑う私に気付いた尚子がこそこそっと言う。