レンタル彼氏、なんてゆう身を削る職業。
特に聖は思ってたと思う。
聖はいたぶられることが多かったから。
だから、辞めて嬉しかったのは聖なのかもしれない。
そんな聖に彼女が出来そうで。
普通の幸せを掴もうとしてるなんて。
これが嬉しくないわけがない。
「聖、本当によかったな」
「うん、よかったよ」
そうやって笑う聖に安心する。
「彼女、素直でさ。
俺が引っかけ問題出しても引っかかるんだよね。
しかも、前に出した問題なのに。うけない?」
「うける。
素直ってより天然じゃね?」
「違うの、彼女は素直なのっ」
「はは、恋は盲目か」
「ちげーしー!」
また、不貞腐れながら聖はチーズケーキを頬張った。
それから身振り手振りを加えながら、聖が彼女の話をする。
「いつか彼女になったら紹介してよ」
そう言った俺をキッと睨み付けると、聖は口を尖らせて言った。
「絶対会わせてあげないっ!」
「は?」
「伊織カッコいいから、彼女惚れちゃうっ」
「ぶっ、何言ってんだよ」
俺はそれにまさかって笑うけど、聖は真剣みたいだ。
特に聖は思ってたと思う。
聖はいたぶられることが多かったから。
だから、辞めて嬉しかったのは聖なのかもしれない。
そんな聖に彼女が出来そうで。
普通の幸せを掴もうとしてるなんて。
これが嬉しくないわけがない。
「聖、本当によかったな」
「うん、よかったよ」
そうやって笑う聖に安心する。
「彼女、素直でさ。
俺が引っかけ問題出しても引っかかるんだよね。
しかも、前に出した問題なのに。うけない?」
「うける。
素直ってより天然じゃね?」
「違うの、彼女は素直なのっ」
「はは、恋は盲目か」
「ちげーしー!」
また、不貞腐れながら聖はチーズケーキを頬張った。
それから身振り手振りを加えながら、聖が彼女の話をする。
「いつか彼女になったら紹介してよ」
そう言った俺をキッと睨み付けると、聖は口を尖らせて言った。
「絶対会わせてあげないっ!」
「は?」
「伊織カッコいいから、彼女惚れちゃうっ」
「ぶっ、何言ってんだよ」
俺はそれにまさかって笑うけど、聖は真剣みたいだ。



