鈴恵さんの丁寧な文字がそこにはあった。
【伊織へ
元気にしていますか?
ご飯食べにたまには帰って来なさいね。
たんぽぽ院に伊織宛に手紙が届いてたので、送ります。
追伸:風邪引かないようにするのよ。
山中 鈴恵】
ふふ、心配しすぎだよ。
鈴恵さん。
もう子供じゃないってのに。
その手紙を折り畳むと、差出人のない封筒を開けた。
シンプルな便箋に、びっしりと文字が書かれていた。
それを上から読みすすめる。
少し読んで、俺はその内容から誰かをすぐに察した。
………………これ。
美佳だ。
思ってもいない、差出人に急に鼓動が早まる。
緊張しながら俺は一行、一行を読みすすめていく。
【伊織へ
元気にしていますか?
ご飯食べにたまには帰って来なさいね。
たんぽぽ院に伊織宛に手紙が届いてたので、送ります。
追伸:風邪引かないようにするのよ。
山中 鈴恵】
ふふ、心配しすぎだよ。
鈴恵さん。
もう子供じゃないってのに。
その手紙を折り畳むと、差出人のない封筒を開けた。
シンプルな便箋に、びっしりと文字が書かれていた。
それを上から読みすすめる。
少し読んで、俺はその内容から誰かをすぐに察した。
………………これ。
美佳だ。
思ってもいない、差出人に急に鼓動が早まる。
緊張しながら俺は一行、一行を読みすすめていく。



