…………丸一週間。


全く連絡がなくて。


流石に何かあったのではないかと心配になった私は、一人で聖の部屋に訪れた。


聖の家は真っ直ぐな道ばかりで、分かりやすいとこにあるから覚えていた。
マンションに入って、聖の部屋がある四階を目指す。

扉の目の前まで来ると、私は大きく深呼吸をしてからインターホンを押した。


ピンポン




………………。



暫く待ってみるが、応答がない。
留守?

………まさか。



もう一度インターホンを押す。
だけど、誰も出ない。



ドンドンと扉を叩きながら、私は


「聖っ!いるの?泉だよ!」


何度も何度も聖を呼んだ。


………やっぱ無反応。



……まさか、中で倒れてるとか…。



さあーっと血の気が引く。


それは、やばくない?!


ドアノブをガチャガチャとしながら、聖を呼ぼうとする。



と。



すんなりとドアノブが回って。



玄関の扉が開いた。