その紙袋を、バイクの荷物入れに入れ、そこに入っていた私のカバンが私の手元に戻ってきた。
これはつまり、私は用なしってこと……だなんて、私らしくない考えが浮かんできた。
暁にとっての私が、どういう存在なのか、ものすごく気になってしまう。
「今日、行ってもいい……?」
甘えた口調で、そう暁に話しかける女の人。
「勝手にしろ」
ぶっきらぼうにそう口にする暁だけど、会話の内容からして……この2人は付き合ってるんだと確信した。
こんなにお似合いな2人だもん。
付き合っててもおかしくない。
マンガみたいに家が近いからって行き来するような男女はいないだろうし、だったら付き合ってるとしか考えられない。
「あ、じゃあ私はこれで……」
なるべく邪魔にならないようにと、静かにいなくなろうとした時……突然、暁に腕を掴まれた。
え?な、なに?
彼女さんが目の前にいるのにこんなことをしてくる暁の神経が分からなくて、戸惑うことしかできない。



