今日から私、キケンでクールな彼に溺愛されます。



抱き合ったりお尻撫でられたり……それはさすがにハードルが高すぎて無理だけど……!



それでも、クリスマスぐらい大好きな人といつもよりも近い距離にいたいって思うよね。



「……なら、私たちもイチャイチャする?」



気がつくと勝手に口が動いてた。



私ってばなに言ってるの……?!



焦っても一度口から出てしまった言葉は再び飲み込んでなかったことにはできない。



チラッと暁の顔を見ると、暁は私のことをジッと見ていた。



「それ、わざと言ってんのかよ」

「……へ?」

「あおってんのか?」

「あ、あおる……っ?私が?」



どうやら暁のなにかのスイッチを入れてしまったみたいで、暁は私の耳元に顔を近づけてきてこう言った。