「ママとパパがね、こんな雪の中帰ってくるのは心配だから、泊まれそうな場所があったら泊まってくれば……って……」 暁がどんな反応をするのか怖くて、顔を見れない。 「……そうするしかねぇしな。心優の親がそう言ってくれてんなら、どっか泊まるところ探そう」 「うん……そうだね」 他に選択肢がないんだもん……。 暁は仕方なく泊まってくれるんだよね。 もしかしたら……暁はめんどくさいって思ってるかな。 突然のお泊まりが決まり、私は不安の中にも嬉しさを抱え……暁と一緒に泊まる場所を探すことにした。