3人で協力しながら運んできたことにまず驚いた。
そして次に、男子2人が暁に笑いながら話してることに驚いた。
それに対して暁も笑っている。
……打ち解けてる……?
その後も看板や椅子や机を移動するのに、男子たちが動いてくれたのだが、暁も自然に参加して、なんなら楽しそうに話していた。
男子‥…恐るべし。
少し、暁に対してこんなことするのは余計なお世話なのかなとも思ったりしたけど、仲良くしてる光景を見て、思い切って行動してよかったなと思った。
……そんなこんなで、文化祭当日を迎えた。
お店に立つときはお揃いのエプロンを身につけることになり、暁は目で「着たくない」と訴えてきたけど、私はあえてそれに気づかないフリをして暁に着せた。



