「ていうかさ……」 「ん?」 「心優こそ、あたしのこと引いてない?」 「え?」 そのあとに、沙良ちゃんはこう続けた。 「だって会って初日に友達発言だよ?うざくない?勝手に追いかけてきて、心配までして。ていうか、なんか心優って見た目からして守ってあげたくなっちゃうんだよね。マジであたし友達になるよ?マジでいいの?もう拒否できないよ?」 突然の沙良ちゃんからの愛の告白に、自然と口角が上がり声を出して笑ってしまった。