すると、暁も私の顔をジッと見つめてきて……私の鼻を軽くつまんだ。
「うるせぇ」
「うるさくないっ。私だって暁のことが大事だから心配してるんだよ」
私は、ちょっと怒り気味で暁のことを見上げた。
「おまえのそういうとこ、好きだわ」
「……へ……?」
「そうやって言葉にできるところ、尊敬する」
好き?
今、好きって言った……?!
自分でも心臓の音が聞こえるくらいすごくドキドキしてるのが分かる。
たった一言で、こんなにドキドキしちゃうなんて……この先、私はいったいどうなっちゃうんだろう……。
暁の彼女になったんだよ?
きっとこれから、ドキドキすることがたくさんあるはず。
そのたびにこんな状態になってたら、私の心臓が保たない……!
「……もう、ケンカしねぇから安心しろ」
暁は、そう言うと……私の手のひらをギュッと握ってきた。



