オムライスが本当に美味しくて、暁も私もあっという間に食べ終わってしまった。
「いつでも来てね」
暁のおじいちゃんは私たちが帰るときにそう言って見送ってくれた。
「本当に優しいおじいちゃんだね」
「普段は確かに優しいかもな」
「普段は……?」
「昔は、結構怒られた」
「そうなの?」
「小中って先輩たちにくっついて夜中で歩いてたからな」
それは怒られて当然だね……。
「その先輩って……ゆう兄とまー兄も入ってたりする?」
「もちろん」
生意気な暁を作り出したのがゆう兄とまー兄かもしれないと思うと……暁のおじいちゃんには今後頭が上がらないな。
「でも、怒るってことはそれだけ暁のことが大事で心配してたってことだよね?」
「……さぁな」
「これからもあんまり心配かけちゃダメだよ」
私は歩きながら暁の顔を少し覗き込んだ。



