「どうしたのよ氷雅、

急に別れようって…」

え?

「好きな子ができたんだ。」

誰だろう…?

「いやよ。氷雅…」

そんな女の人に、

冷たく背を向けて去っていく…

その姿さえも、

かっこよく見えてしまう。

私は、女の人に近づいた。

「あのっ…」